コーヒー豆は、ごくわずかのリベリカ種を除き
大きく分けて、アラビカ種 とロブスタ種 の2種類があります。
アラビカ種のコーヒー豆は、香りや味わいが優れています。
コーヒーをいれて飲む際に、アラビカ種は最適な品種です。
しかし病害虫に弱いため、栽培に手間がかかります。
一方、病害虫に強いので栽培しやすく安価な
ロブスタ種には、豊かなフレーバーはありません。
食品でコーヒーの苦みをつける際に、ロブスタ種がよく使われています。
ジュピターオリジナルレギュラーコーヒー豆は、
豊かな香りで味わい深い アラビカ種100%です。
出典:
ICO「Coffee Market Report - October 2021」Page 9, Table 4: Total exports by exporting countries
ジュピターオリジナルレギュラーコーヒー豆は
生豆のしんから焼き上げる直火式自家焙煎なので
コーヒーの香り、コク、旨みがとても豊かに仕上がり、美味しいのです。
また、焙煎してからお客様がお買い上げになるまで
コーヒー豆が外気に触れないように包装・保管しています。
ジュピターは、美味しいコーヒー豆をお届けしたい情熱にあふれています。
コーヒーの特徴はもっと複雑です。
甘み、苦味、コク、酸味。
4つの味の要素をご参考に、コーヒーの個性をお選びください。
コーヒー豆には、この4つのほかに、香りや味などに様々な特徴があります。
美味しいコーヒーの個性を
皆様ご自身でお見つけください。
このページや店頭でご案内している図は、あくまでもその豆の個性の一部を示した「めやす」に過ぎません。
ジュピターの美味しいコーヒー豆で、それぞれの個性を皆様ご自身でお見つけください。
コーヒー豆 の
保存のしかた
高温と湿気を避けてください。
コーヒーの保存で大切なのは、高温と湿気を避けることです。高温はコーヒーの酸化を早め、湿気は味と風味を失わせます。
空気に触れたまま放置すると、味も香りもないものになります。夏場の室温の中や、暖房のきいた室内に置いたりすることは、避けてください。
コーヒー豆は 異臭を吸着しやすい性質があります。
焙煎された豆は、消臭剤として使われる活性炭素に似た性質があります。そのため保管場所の異臭を吸着しやすくなっています。
粉状に挽かれて表面積が大きくなったコーヒー豆は、特に異臭を吸着しやすいです。
ご家庭では密封容器を使って水分・酸素・光・匂いを遮断し、低温の場所に置いていただければ、おいしくお召し上がりになれます。
保存には、「密封容器&冷凍庫」がベストです。
他の食品の臭いを遮断する密封容器に入れ、それを 冷凍庫 で保存することがもっとも望ましい方法です。
コーヒー豆は水分がほとんどないので凍ることはありません。
挽いたコーヒーを必要な量だけペーパーフィルターなどに入れて、
お湯やカップの準備をしている間にコーヒーが室温になじみ、美味しくコーヒーをいれることができます。
コーヒー豆の焙煎具合や、使用する豆や水の量、コーヒーのいれ方にもよりますが、
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、
一般的な いれ方 でコーヒーを作った場合、
コーヒー100mlには0.06g(60mg)のカフェインが含まれます。
一般的に、コーヒー1杯はおよそ150mlなので、
コーヒー1杯にはおよそ0.09g(90mg)のカフェインが含まれます。
カフェインは、ミルクや砂糖を入れても、減ったり消えたりすることはありません。
お湯や氷で薄まっても、全部飲めば、カフェインの摂取量は同じです。
飲料 |
100mlあたり カフェイン量 |
備考 (各飲料の一般的な いれ方) |
レギュラーコーヒー |
0.06g (60mg) |
コーヒー豆の粉末10gを 熱湯150mlで浸出 |
インスタントコーヒー (顆粒製品) |
0.057g (57mg) |
インスタントコーヒー2gを 熱湯140mlで浸出 |
紅茶 |
0.03g (30mg) |
茶葉5gに熱湯360mlを加え 1分30秒〜4分浸出 |
ウーロン茶 |
0.02g (20mg) |
茶葉15gに 90度の湯650mlを加え 30秒浸出 |
玉露 |
0.16g (160mg) |
茶葉10gに 60度の湯60mlを加え 2分30秒浸出 |
せん茶 |
0.02g (20mg) |
茶葉10gに 90度の湯430mlを加え 1分浸出 |
ほうじ茶 |
0.02g (20mg) |
茶葉15gに 90度の湯650mlを加え 30秒浸出 |
番茶 |
0.01g (10mg) |
茶葉15gに 90度の湯650mlを加え 30秒浸出 |
エナジードリンク または 眠気ざまし用飲料 (清涼飲料水) |
0.032g (32mg) 0.3g (300mg) |
製品によって、 カフェイン濃度 および 内容量が異なる |
この表は、
内閣府 食品安全委員会「食品中のカフェイン」と 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」から
抜粋・再構成しました。
出典:
コーヒーと がん
世界保健機構(WHO)の外部組織である
国際がん研究機関(IARC)は、
コーヒーの飲用について、多くの疫学研究や動物実験の結果、
1. すい臓、乳、前立腺に対する発がん作用は無かった
2. 肝臓や子宮内膜がんの発がんリスクが低下した
3. 他の20種類以上のがんについては、結論を出すのに十分な情報が無かった
という結果から、コーヒーを
「ヒトに対する発がん性について分類できない」と 結論を出しました。
なお、上記の結論について、
コーヒーの種類やいれ方による差があるかどうかは不明であると述べています。
出典:
農林水産省「国際がん研究機関(IARC)によるコーヒー、マテ茶及び非常に熱い飲料の発がん性分類評価について」
国立がん研究センターでは、約9万人を対象に、1990年〜2001年 または 1993年〜2001年 の追跡調査を行い、
「コーヒーをよく飲んでいる人は肝がんの発生率が低い」
という研究発表を行いました。
出典:
国立がん研究センター「コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について」
国立がん研究センターでは、約54,000人の女性を対象に、1990年〜2005年 または 1994年〜2005年 など10年以上の追跡調査を行い、
「コーヒーをよく飲んでいる人ほど子宮体がんの発生率が低い」
という研究発表を行いました。
出典:
国立がん研究センター「コーヒーと子宮体がんの発生率との関係について」
他のがんに関する参考資料:
コーヒーと 死亡リスク
国立がん研究センターでは、約9万人を対象に18年間以上(1990年〜2011年、1993年〜2011年)の追跡調査を行い、
「コーヒーを1日に3〜4杯まで習慣的に飲んでいる人は、
全死亡リスク・心疾患死亡リスク・脳血管疾患死亡リスク・呼吸器疾患死亡リスクが減少した」
という研究発表を行いました。
出典:
国立がん研究センター「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について」
この研究で用いた質問票では、缶コーヒー、インスタントコーヒー、 レギュラーコーヒーを含むコーヒーの摂取頻度を尋ねており、 またカフェインとカフェイン抜きコーヒーを分けてはいませんので、この点をご留意ください。
他の食品と同様、とりすぎに注意しましょう。妊婦の方、授乳中の方、お子様に対して特に配慮が必要です。
内閣府 食品安全委員会は、以下の表のように、海外のリスク管理機関等による「悪影響のない最大カフェイン摂取量」の発表内容をまとめています。
悪影響のない 最大カフェイン摂取量 「コーヒー150ml」には カフェインが90mg含まれる として換算しました |
発表 機関名 |
||||
妊婦 |
1日あたり 300mg(0.3g) コーヒー150mlを 3.3杯まで |
世界 保健機関 (WHO) |
|||
1日あたり 200mg(0.2g) コーヒー150mlを 2.2杯まで |
欧州食品 安全機関 (EFSA) |
||||
1日あたり 300mg(0.3g) コーヒー150mlを 3.3杯まで |
カナダ 保健省 |
||||
授乳中 の 女性 |
乳児にリスクが 生じない摂取量は 1日あたり 200mg(0.2g) コーヒー150mlを 2.2杯まで |
欧州食品 安全機関 (EFSA) |
|||
健康な 子供 および 青少年 |
1日あたり 体重1kgあたり 3mg(0.003g) |
欧州食品 安全機関 (EFSA) |
|||
4〜6歳 |
1日あたり 45mg(0.045g) コーヒー150mlの場合 0.5杯まで |
カナダ 保健省 |
|||
7〜9歳 |
1日あたり 62.5mg(0.0625g) コーヒー150mlの場合 0.6杯まで |
||||
10〜12歳 |
1日あたり 85mg(0.085g) コーヒー150mlの場合 0.9杯まで |
||||
13歳 以上の 青少年 |
1日あたり 体重1kgあたり 2.5mg(0.0025g) |
||||
健康な成人 |
1日あたり400mg(0.4g) コーヒー150mlで 4.4杯まで |
欧州食品 安全機関 (EFSA) |
|||
1回あたり 体重1kgあたり 3mg以下であれば 急性毒性の 懸念が生じない。 (体重50kgの場合は コーヒー150mlで 1回 1.6杯以下) |
|||||
1日あたり 400mg(0.4g) コーヒー150mlで 4.4杯まで |
カナダ 保健省 |
内閣府 食品安全委員会「ファクトシート(科学的知見に基づく概要書)」(上記PDFの目次ページ)
エナジードリンクと呼ばれる清涼飲料水のなかには、カフェインを多く含むものがあります。
そのため、若年層であっても、知らずにカフェインを大量に摂取する可能性があります。
一般的な栄養ドリンクにもカフェインが含まれている場合があります。
また、それらを大量に摂取したことによる事故が起きています。
それぞれの商品に含まれるカフェイン量に留意しましょう。